
(4)弾頭の軸を無理に銃身に差し込んで発射したため、薬きょうが破れ薬室後部の銃の屈折部分から発射薬の燃焼ガスが吹き出した例
経過
銃身内に油の焼けたガスが多量に付着していたために、弾頭の軸が途中までしか入らず、無理に押し込んで発射したところ、銃の屈折部分から燃焼ガスが射手の顔面に吹き出し、危うく射手を傷つけるところであった。

対策
イ. 弾頭の軸は楽にスルスルと銃身に入らなければならない。

ロ. 弾頭の軸が固くて銃身に楽に入らない場合は次の原因がある。

ハ. 銃身には、油を十分塗布して保管し、使用するときは油を布切れで拭い取ってから使用し、一度発射するたびに洗矢の先に鉛落しを付けてこすり、そのあと布切れに水をひたしてこすること銃身内はきれいになる。洗矢はなるべく手前(薬室の方)から差し込むこと。

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